WEBサイトはあるけれど、ほとんど効果があがらない。PRできていない。見込み客からの問い合わせがない。質問も来ない。どれだけ見られているかどうかもわからない。そういった悩み事をよく聞きます。
実際、売上10億円を超えている企業でも、WEBサイト経由での新規受注獲得は30%未満です。右の図は2015年の中小企業白書からの引用です。同時に有用性についても調査をしていますが、非常に有効が5%、ある程度有効が46%となっています。
作ったWEBサイトのPR方法【概略】
誰もあなたの会社の名前は知りません。
誰もあなたの会社の商品・サービス名は知りません。
サイトができている現実を、全力で世の中に知ってもらう必要があります。
WEBサイト自体を強靭に成長させていくとともに、WEBサイトのPRも実施しなくてはなりません。
上記画像の右側は、(公財)東京都中小企業振興公社で、専門家としてサポートを行った時にホワイトボードに記載したものです。
では、WEBサイトのPR方法はどのようにしたらよいのでしょうか?
WEBのPRその1.コンテンツを充実させる
これは、SEO対策としても重要な部分ですし、最近では「コンテンツマーケティング」とか「ブログマーケティング」とか言われているものです。WEBサイトの更新頻度という部分で、なんらかの新着情報を追加していくことになります。その時に自社の商品・サービス・取り組みの状況で「見込み客・既存客が知りたいと思うこと」をコンテンツとして発信していきます。
従業員のお昼ご飯とか、どこかに行ったとかは不要です。・・・たまにはよいですが・・・・
WEBのPRその2.SNSの活用
中小企業ならではのSNS活用方法というのがあります。地域密着、知人密着、つながり重視です。経営者・社員が個別に友人を作り、その中で、多少自社のWEBをPRをすることはありだと思います。
WEBのPRその3.PPC広告
PPC広告というのは、Google、Yahooなどの検索エンジンを提供している会社にちょっとだけお金を支払い、検索結果に掲載してもらう広告のことです。最近ではfacebookの広告も人気です。実際、facebookだと、地域(都市)・年齢・性別・興味関心を絞って広告することが可能です。
また、Googleは明らかにしてはいませんが、facebook(やYahoo)での広告を行う事によって、(Google)検索エンジンに登録される確率も高まります。
予算を決めて出せる広告は、紙媒体広告や、メディア広告の前に実施するべき広告です。
WEBのPRその4.自社の媒体
名刺、封筒、紙袋、箸袋、営業車両、メールのフッター部分・・・ありとあらゆるところにドメインと、できれば「○○ 検索」など文字を入れてPRします。
WEBのPRその5.SEO対策
検索されたときに、どのくらい上位に表示されるかはとても重要です。良質なコンテンツがたくさんあればあるほど順位が上になります。良質なコンテンツとは、サイトを構成する中身や、リンクされている数、コンテンツ量、(検索エンジンから見た)コンテンツの質などで総合的に判断されます。
もちろん、前回記載した、https化や、ページの表示スピードなども要因となります。
それだけではなく、サイト全体や、特定のページにあるキーワード数なども重要になってきます。
WEBのPR その他
その他にPR方法もたくさんあります。今ままでの紙媒体やマスメディアを利用するときに必ずサイトアドレスを入れたり、自分が所属する団体からリンクをもらったり、地域情報サイトに登録したり、地図での表示(MEO)をしたりです。
これらすべてを、順番に少しづつでも実施して行けば、サイトへの流入(訪問客)はきっと増えていきます。
さて、増えただけでよいかというと、ちょっと違うので・・・・
WEBサイト=新入社員
WEBサイトは作っただけでは、新入社員と同じです。
WEBサイトは投資であり、費用ではありません。
どういうことか?
作っただけのWEBサイトは、砂漠のなかにいきなり一軒のお店を作ったようなものです。つまり、「誰もその存在を知らない」状態です。ですので、知ってもらうためには、道を作り、宣伝し、その場所に新しく店ができたことを知らせなくてはなりません。(WEBサイトのPR)
検索エンジン・・・google、yahooo、Bingなどにも知らせてあげます。また、既存のお客様にも知らせてあげます。そして、興味のある=あなたの会社の製品・サービスで課題・お悩みが解決する、まだ見ぬお客様=見込み客にその存在を知らせてあげることが必用です。
営業マンが入社したら、まず、先輩社員と一緒に顧客回りをしたり、新規で飛び込みやテレアポしてもらうのとなんら変わりはありません。
WEBサイトは投資の部分ですが、WEBサイトにお金をかけ、丁寧に作り上げて終了と思っている方も多いかと思います。出来上がったんだから、これで、有効なツールになるだろうと・・・。
そう考えていてるのでは、絶対に有効なツールにはなりません。
先ほど、新入社員のお話しをしましたが、初期の段階だけでは、売り上げをバンバンあげる社員にはなりません。教育・訓練が必要です。
WEBサイトも同様で、教育・訓練が必要になります。
「分析」=今現在、どの程度の能力があるのか?どこをどれだけ見られているか?何名きているか?どこから来ているか?
「訓練」=スピードアップ、見易さの向上、https化、スマホ対応
つまり、WEBサイト自体を成長させていくことも重要となります。
御社がWEBサイトのPRでお悩みでしたら、
ユア・ブレイン(有) お問合せページより、お気軽にご連絡ください。