SSL

いよいよWEBサイトのhttps化が避けられない状況になってきました。Google社が発表したところによると、1.httpsに対応していないサイトで、パスワードやカード情報を入力するページには、安全でないマークを表示。2.さらにその後、すべてのHTTPサイトで警告アイコン「NOT SECURE」という文字を表示するというのです。

httpsとは何か

https://で始まるサイトを皆さんもご覧になったことがあるかと思います。

1.住所や氏名を入力するフォーム表示部分
2.クレジットカード情報などを入力するページ

などが、一般的です。

https://というのは、「通信を傍受されても解読できない、改ざんされない、暗号化された状態」で「パソコンとWEBサーバー」でデータをやりとりする仕組みです。(SSLと言います。今では、さらに上位のTLSが主役です。)

Google社の動き

1.HTTPS をランキング シグナルに使用(2014/8/7)

発表資料はコチラ

要点検索されたサイトの順位計算にhttps://になっているかどうかを入れます
つまり、今まで同じような検索順位にあったサイトが2つあった場合、ひとつがhttpsになっていれば、そちらの順位を上げるということになりました。

「セキュリティは Google の最優先事項です。」
「ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。」
「このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。」

2.HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります(2015/12/18)

発表資料はコチラ

要点httpページとhttpsぺーじがあったら、httpsページを検索結果に表示します。

「Google では常にユーザーのセキュリティを最優先に考え、長年にわたってウェブの安全性の向上やブラウジング体験の改善に取り組んできました。」
「昨年は、検索結果での HTTPS URL の掲載順位を若干引き上げる取り組みにも着手しました。」
「Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整している」

3.さらなるセキュリティ強化サイトへ

発表資料はコチラ(英語)

要点:
1.パスワードやクレジットカード情報入力がHTTPの場合「Not secure」とURLに表示
これは、2017年の1月からになります。

上記サイトより

2.さらに、後継のブラウザでは、通常のHTTPサイトでは、常に、Not Secureを表示

上記サイトより

https:化の3つのメリット

Googleに言われたから・・・という話ではなく、https化をすることによるメリットもあります。

1.SEO対策:検索順位があがる。
上記に記載した通り、Googleは世界のWEBサイトを少しでも多くhttps化しようとしています。検索順位に与える影響は低いと記載してありますが(2014年発表)、どの程度なのかは、Googleでしかわかりませんが、着実に強化していくことは確かです。

2.サイトの表示スピードが向上する
これは、クロームをはじめとしたブラウザに、新しい機能が追加されていて、httpでは、データがひとつづつ順番の送信されていましたが、httpsでは、並列処理をするように改善されています。

こちらの http://www.httpvshttps.com/ では、チェックマークをたくさん表示するだけのページですが、HTTPとHTTPSでの両方でスピード比較できますので、是非、体感してみてください。

サイトスピードが向上するということは、これもまた、検索順位の向上につながりますので、こちらも見落とせないポイントです。

3.信頼性の向上
もちろん、これもありですね。
特に、ネットで販売を行う事業者さんなどは、必須の対応ですし、販売を行わないにしても、企業のWEBサイトであれば、「きちんと対応できている」という印象を持たれます。

想像してみてください。
自社のサイトに訪れた人のブラウザに Not Secure と表示されることを ・・・・
恐ろしいですね。

https:化の3つのメリット

当社のページもテストを兼ねて、全面https化してみました。
多少は早いでしょうか?

実際にやった手順などは、こちらのページに記載してあります。
WordPressをhttps化(SSL接続)して、Googleに媚(こ)びてみた!

御社でHTTPS化や、WEBサイトを再構築でお悩みでしたら、
ユア・ブレイン(有) お問合せページより、お気軽にご連絡ください。