WEBサイトをモバイル(スマホ)対応しなくてはならない重要な理由は 1.ユーザー環境の変化 2.検索順位への影響 3.信頼性への影響になります。
スマホ対応とは何か、チェックの方法はどうするか、対応していないデメリットなどについて、こちらのページでわかりやすく解説します。
スマホ所有率がすごいことになっている
今現在、スマートフォンの所有率は2010と比較して7倍になっており、都内調査(博報堂)では7割を越える所有率となっています。(タブレットについても4割近くの人が所有していると回答。)
世帯保有率では、昨年で94.6%(PC所有世帯は、78%)となっています。 H27年版情報通信白書(総務省)。
世代で見ると、スマートフォンでの利用が全ての世代において上昇し、40歳代では初めてパソコンの利用を上回っています。また、それにつられるかのように、60~79才の世代に置いてもインターネットの利用率は上昇しています。
わたしも、電車の中でスマホをあやつる元気なシルバー世代を見かけることが度々あり、感心していたものです。
どういことなのか?
これをもうちょっと考えてみましょう。
以前は、一家に一台PCがあって(複数台かもしれませんが)、インターネットの利用などはそのPCを使用してのものでした。
ですので、主婦層の使用も少なく、また、起動に時間がかかり、置いてある場所までの移動もあり・・・という状況で、たまにしかインターネット接続もしない世代が多かったのだと思います。
ですが、これだけスマホの普及率が増えてくると、わざわざPCの起動などせずに、自分の部屋や、居間、外出中、あらゆる状況下で、プライベートなネット接続ができる環境になっているということになります。
そうなると、何かを検索するのもスマホで、サクっと検索することになります。
これを端的にあらわしているのが、最近のGoogle分析結果です。
下記は、BtoC業務をおこなっている、とあるサイトの2016/08-09までの一ヶ月の分析結果です。
わかりやすい「OS別のアクセス表」です。
ついでに、インターネットを閲覧するブラウザ別がこちらです。
これを見ると「75%がスマホからアクセス」という実態が見えてきます。
ですので、会社や業種にもよりますが、BtoCの業種で言えば「PCで見栄えが良いだけのWEBサイト」なんてのは、クズだということになります。
消費者は「必要な情報」を探して、WEB検索をかけるので、その「情報」へどれだけたどり着きやすいかが、キーポイントとして考えられるべき状況になっているのです。
「モバイル端末のユーザーは、モバイル ショッピング サイトに関しては使いやすさを最も重視します。調査に回答したユーザーの 48% が、利用するモバイルサイトの最も重要な特質として使いやすさを挙げています」(MediaPost より)
自社のモバイル対応状況をチェックするには
自社サイトのモバイル対応状況をチェックするのは簡単です。
Google自体がその、サービスサイトを開設しているので、一度、自社のモバイル対応状況を確認してみてください。
下記の様に緑色なら問題有りません。
ですが、下記のサイトのように、Xマークがたくさんでるなら、モバイル対応を真剣に考えるべきです。
もう少し詳細に見たい場合は、速度表示も含めて計測してくれるツールをやはりGoogleが出してくれています。
こちらのサイトでは、モバイルフレンドリーだけではなく、モバイルスピードやデスクトップスピードの計測もしてれます。
https://testmysite.thinkwithgoogle.com/
ついでに、Google・・・
さすが・・・では、yahooは・・・
検索順位への影響がある
下記は、今年の3月にGoogleが公式ブログで発表しているものです。
ウェブをさらにモバイル フレンドリーにするための取り組み
2016年3月17日木曜日
どんな端末を使用していても、的確で関連性の高い検索結果が表示されるべきだ、と Google は考えています。スマートフォン、パソコン、タブレットのどれを使用していても、検索結果は的確で見やすいものであるべきです。そこで、Google では昨年より、サイトがモバイル フレンドリーかどうかをモバイル検索でのランキング要素の一つとして使用し始めました。この 5 月からは、当該ランキング要素の効果を高めるアルゴリズムのアップデートを段階的におこなっていきます。このアップデートにより、モバイルでも見やすいページが検索結果でさらに多く表示されるようになります。https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/03/continuing-to-make-web-more-mobile.html
今すぐにどうこうなるという話ではないけれど、モバイルフレンドリーにしてあるかどうかがランキング要素として、さらに重要視されるということを記載しています。
もちろん、他の検索エンジン・・・yahooやBingなども有るのですが、結論としては同じ方向性であると思います。
ここまで、明確にGoogleが「モバイルフレンドリー要素を重要視していく」と記載していますので、対応せざるを得ません。
また、次に記載する信用性にも絡んでくるのですが、多くのサイトがモバイル対応してきている中で、モバイル対応していないサイトについては、ユーザーも読んでくれなくなります。
信頼性が損なわれる・・・見てくれないサイト
モバイルフレンドリーでない場合・・・
1.ホームページを運営する企業への関心が薄れる。
2.テキストが小さい、リンクが近すぎるなどの理由から、訪問者にストレスがかかり、サイトから逃げてしまう。
実は、BtoB業務の企業でも、スマホ対応している場合、スマホで読まれる率が多くなります。
企業内部の業務専属でPCが一人一台そろっている場合には、PCでのアクセスが中心になるとは思いますが・・・
+ 営業が外回りで営業先の情報を見ようとする。
+ 仕入担当者が仕入先の情報を現場から確認する。
+ 学生が、就職先情報を集めようと企業サイトを確認する。
など、BtoB業務でも多くの場面でスマホからアクセスされることが想定できます。
これらを考えた場合、スマホ対応は必須になります。
御社のスマホ対応はいかがでしたか?
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